家族が入院 まずは何をすべき?【MSWからのアドバイス】

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家族が入院することになると聞いたら、
病状のことはもちろん入院している間の仕事のこと、医療費ことなど、
様々な心配なことが浮かびますよね。

特に初めて入院する人は、入院に際して必要な手続きや
何を準備したらいいのかわからず不安なことが多いと思います。

ここでは、家族が入院した場合に、入院時に必要なもの、
準備しておいたら助かるものについてご紹介します。

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入院時に必要なもの 最低限準備しておきたいものは?

入院に際して、最低限必要なものは、
保険証、診察券、印鑑です。

外来受診の時も同じですが、入院の時も保険証と診察券は必須です。
緊急入院などで、保険証が手元にないという人は、
後日家族に持ってきてもらうか、FAXで送ってもらうなどの手配をしましょう。

印鑑

印鑑は認印で問題ありません。
入院手続きの際に必ず必要になります。

指定難病や小児慢性特定疾病など公費医療費負担制度を利用している方は、
それらの受給者証も一緒に持参しましょう。

医療機関によっては、介護保険制度の利用状況や介護度の確認のため、
介護保険被保険者証の提示を求められる場合もあります。
介護保険被保険者証を持っている人は持参したほうがいいでしょう。

薬

入院時には、使用している薬もチェックします。
入院する病院で処方された薬以外にも、他の病院で処方されたもの、
塗り薬や貼付薬など、使用している薬類は全て持参するようにしましょう。

その他必要なものとしては、着替え(パジャマ、下着、靴下)、羽織物、
タオル、洗面道具(歯ブラシ、コップ)スリッパ、
入浴用具(シャンプー、リンス、石鹸など)、ティッシュ

などの生活用品です。

着替えやタオルなどは、家族が洗濯物を取りに来てくれる頻度や
病院にあるコインランドリーにて洗濯できる頻度によって量は調整しましょう。

また、病院によっては、有料でランドリーサービスを利用できる場合があります。
ご家族によって洗濯が難しい場合には、医療機関へサービスの有無や
利用方法を確認してみてください。

売店

入院施設のある医療機関には、
病院内に売店やコンビニが院内にある場合が多いです。
そして、それらの売店やコンビニでは、入院に必要なものを取り揃えています。

そのため、忘れ物をした場合でも売店で購入することができますので、
慌てる必要はありません。

TV

この他にも入院中に病院で快適に過ごすために、
本やDVDプレーヤーなど、時間を潰すためのものを持ってくる人もいます。

テレビは有料で、テレビカードを購入して利用する医療機関がほとんどです。
テレビカードの購入には、現金が必要な場合が多いですので、
現金もある程度持って行って方がいいでしょう。

しかし、あまりに多額の現金や貴重品を持って行ってはいけません。
様々な人が出入りする病院での紛失、盗難はありえます。

病室には、鍵がついた棚などを用意しているところもありますが、
大きなものではありません。
保険証とお財布を入れたら他は入らないくらいのサイズがほとんどです。

病院によっては、ATMや簡易郵便局が入っているところもありますので、
現金が必要な場合は、その都度引き出して使いましょう。

最近では大学病院などの大きな病院では、
入院をサポートしてくれる部署が作られています。
医療機関によって、名前は様々で、「入院サポートセンター」
「入院支援室」というような名前がついています。

ここでは、入院前の注意点や準備しなければならないもの、
入院中に利用することができるサービスや施設などについて詳しく教えてくれます。

活用しておきたい社会保障制度とは?

看護婦

社会保障制度は、様々な種類があり、使うことができる制度がどれなのか、
よく分からないという方も多いのではないでしょうか?

病気の種類、治療内容、症状、状態、年齢、家族構成によっても
該当するかどうかの条件があります。

また、該当したとしても、指定や登録された医療機関でなければ、
利用できないということもあります。

これらを自分で調べるのは非常に難しいです。
そのため、社会保障制度に詳しい医療ソーシャルワーカーに相談をしましょう。

医療ソーシャルワーカーに相談すると、医師や他職種と話をしたり、
カルテを見たりして、あなたの病気の状況を把握し、
制度の利用が可能かの判断をしてくれます。
そして、申請が可能な場合、診断書の手配や申請窓口の案内をしてくれます。

制度を利用しているけれども、他にも活用できるものはないのかな?と思われる方も、
医療ソーシャルワーカーと一緒に確認することもできます。
医療ソーシャルワーカーを利用するのは無料ですので、気軽に相談しましょう。

入院前に準備しておきたい制度「高額療養費限度額適用認定証」

この高額療養費限度額適用認定証は、病気の種類や年齢、医療機関に関係なく、
すべての人が利用できる制度です。

通常医療費の窓口負担は、年齢や障害の有無よって、
1割、2割、3割と割合で決まっていますので、
全体の医療費が大きくなると、自己負担も増えることになります。

医療費の窓口負担が高額になった時に、
この高額療養費限度額適用認定証を提示しておくと、
医療費の窓口負担を所得に合わせた限度額までに抑えることができます。
その限度額は認定証に記載してあります。

高額療養費限度額適用認定証の手続き方法

保険証

利用の方法としては、自分が加入している保険者
(国民健康保険、協会けんぽ、共済組合など)にて申請をして、
「高額療養費限度額適用認定証」を発行してもらいます。

保険者は自分の保険証に記載してあります。
そして、この認定証を医療機関の窓口で提示すれば、
医療費負担が限度額までになります。

■申請窓口
・国民健康保険;住所のある市町村役場の国民健康保険の窓口
・協会けんぽや組合など;職場の保険証を扱っている庶務の方、
もしくは、協会けんぽや組合などの直接の窓口
*窓口がわからない場合は、最初に保険証を作った時に問い合わせた人に
相談すれば教えてくれます。

■申請に必要なもの
・保険証
・印鑑(認印可)
・申請書類
(窓口にある、各保険者のウェブサイトでダウンロードできることが多い)
・マイナンバー

高額療養費限度額適用認定証利用の際の注意点

できれば入院日前までに申請して、入院日に認定証が手元にあると、
入院中に手続きの心配をすることもないのでいいですね。
もし、申請が入院より後になった場合には注意が必要です。

基本的に、高額療養費限度額適用認定証は
申請した月の1日から有効となる認定証を発行することになります。

例えば、10月30日に入院して、申請が11月2日になってしまった場合、
11月1日からの認定証が発行されるため、10月分の医療費について
認定証が利用できないことになります。

保険者によっては、申請が入院した月の翌月になってしまっても、
相談すれば入院した月から適応にしてくれるところもありますが、
そうでない保険者もあります。

そうでない保険者の場合、入院した月は認定証が使えないことになるので、
窓口での医療費負担が増えてしまいます。

ただ、限度額適用認定証がなくて、
所得に合わせた限度額以上の医療費を払った場合でも、
限度額を超えた分だけは後から返ってきます。

この認定証は、あくまでも窓口で支払う医療費の負担を軽減させるものです。
そのため、認定証を持っていても持っていなくても、
最終的な医療費負担はみんな限度額までということです。

高額療養費限度額適用認定証がカバーするのは、
保険適応内の医療費のみです。
そのため、食事代の自己負担分や保険適応外の医療費、有料の部屋代、
病衣代などは、限度額と別途に支払わなければなりません。
*「高額療養費制度を利用される皆さまへ」参照

カレンダー

また、医療費の計算は月末締めです。
そのため、高額療養費限度額適用認定証の計算も月単位であり、
限度額までの支払いも月単位で支払わなければなりません。

例えば、10月15日に入院して、11月14日退院したとしましょう。
日数を数えれば、31日間ですので1ヶ月ですが、
医療費の計算は月末締めですので、10月15日から31日で1回目の限度額までの負担、
そして、11月1日から11月14日までで2回目の限度額までの負担ということになります。

ということは、入院するタイミングによっては、
2倍の医療費負担が生じることがあるということです。

損をしているように感じるかもしれませんが、
病状や医師の判断で入院日が決定しますので、
入院日をコントロールすることはできません。
そのため、これは仕方がない出費です。

入院前に準備するものや制度についてご紹介しました。
これらは、事前に知っておくことと、入院中の心配や不安も軽減され、
安心して入院ができるのではないでしょうか?

また、入院支援担当者や医療ソーシャルワーカーの窓口もぜひ活用してみてください。

まとめ

家族が入院することになったら、まずは何をすべきか
以下にまとめました。

入院時に必要なもの 最低限準備しておきたいものは?

入院に際して、最低限必要なものは、保険証、診察券、印鑑。
*公費医療費負担制度の受給者証、介護保険被保険者証を持っているのであれば
それも手元にあった方が良い。

生活用品として以下のものもあると安心。
⇒着替え、タオル、洗面道具、スリッパ、入浴用具、ティッシュ

活用しておきたい社会保障制度とは?

社会保障制度は、様々な種類があり、どの制度が活用できるのかわかりにくいので、
社会保障制度に詳しい医療ソーシャルワーカーに相談するとよい。

入院前に準備しておきたい制度「高額療養費限度額適用認定証」

高額療養費限度額適用認定証は、病気の種類や年齢、医療機関に関係なく、
すべての人が利用できる制度。
医療費の窓口負担を所得に合わせた限度額までに抑えることができます。

高額療養費限度額適用認定証の手続き方法

自分が加入している保険者)にて申請をして、
「高額療養費限度額適用認定証」を発行してもらう。
この認定証を医療機関の窓口で提示すればよい。

高額療養費限度額適用認定証利用の際の注意点

高額療養費限度額適用認定証は
申請した月の1日から有効となる認定証となるので
入院した月と申請した月を合わせるようにしておきたい。

高額療養費限度額適用認定証がカバーするのは、
保険適応内の医療費のみである。

医療費の計算は月末締めなので
高額療養費限度額適用認定証の計算も月単位である。
⇒入院するタイミングによっては、医療費の負担が生じることもある。

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